豊富温泉湯治 3日目
豊富温泉湯治(3日目)
昨日は2時半から5時、5時半から7時半と氷嚢を使わずにまとまって寝ることができたため、幾分すっきりしましたが、やはり寝ているときには掻いているようで、全身のひりひり感があります。ですが、皮膚への搔き傷にはなっていないようで安心しました。
今日は特に買い物の予定もないので、のんびりしようと思います。
まずは朝起きてから8時半ごろから朝食の準備に取り掛かります。
合いびき肉、玉ねぎ、にんじん、ピーマンをみじん切りにしたものをトマト缶、ワインビネガー、みりん、しょうゆで煮込んだものが一品
ホウレンソウ、ナス、シイタケの卵スープ。
上記二品プラスごはん二合を3食食べる予定です。
9時過ぎに朝食。
入浴は12時頃を予定しているので、それまでの間、山崎豊子の「大地の子」を読んで過ごします。愉快宿には一階に共用の本棚があるのですがそこでなんとなく手に取った本です。本のの詳しい内容は私がここで解説するよりもネットを見てもらったほうが良く分かると思いますが、第1巻における主人公の陸一心の不遇っぷりに逆に感動します。これほどの不遇の中でも強く生きている人が(この物語はフィクションですが)いるのであれば、「仕事も家事も育児もせずただただ自分の湯治に専念できる環境なんて、なんて恵まれているんだ。しかも、アトピーは死ぬ病気ではないし。」と、その時は思うのですが、やはり毎日のように夜中かゆみと闘っていると、なぜ自分がこんな苦しい目に合わなくてはならないんだろうと弱気になってしまいます。なんとか心の浮き沈みを最小限に抑えられるようになりたいものです。
12時に入浴しました。この時は先客はなく、後から一人入ってきただけでした。入浴後は相変わらず乾燥しますが、なんかかゆみがないような、、微妙には痒いのですが我慢できるレベルのかゆみ。少し改善しているのかな。そうと信じたい。
13時に部屋に戻ってきてから、布団の中にいると乾燥が和らぐことが分かり、途中一時間ほどの昼寝を挟み、ひたすら大地の子を読み進め、一巻の8章位まで進みました。