アトピーと共生する【デュピクセント継続中】

アトピー性皮膚炎患者が、病状を安定させるための様々な試みを記録しています。2021年3月1日から脱ステロイドを開始し、6月23日にステロイド再開。6月11日よりデュピクセントを使用中。

豊富温泉湯治 0日目~1日目

豊富温泉到着!!(0日目)

丸一日をかけようやく豊富温泉の愉快宿にたどり着きました。

(移動については、次の記事を参考にしてください:豊富温泉湯治 移動日(0日目) - heparinoid’s blog

受付では、宿の簡単な説明を受けました。掃除機とドライヤーは各階に1個ずつで共有であること、一回には自動販売機があり、洗濯機と乾燥機は2階、3階に備えられていること、シーツと布団カバー枕カバーの交換は週に一度であり、交換するときは管理人に申し出ること、ごみは生ごみ、紙ごみ、プラスチック、びんかんペットボトル、その他のごみに分けられていて、ごみを出すときは管理人に申し出ること、等です。その場で必要な分のごみ袋を購入しました。

事前のリサーチ不足だったのですが、現在は温泉があるふれあいセンターは火曜日が定休日となっており、到着が火曜日であったため、初日は温泉に入ることができませんでした。しかたないので、愉快宿のシャワーを浴びることになったのですが、水流が弱く温度もあまり上がらず。。もちろん一泊2,500円の宿なので、そのようなことは当然ですし、宿自体はきれいに掃除されていて9帖程度の広さもあり通常時まったく問題ない状況なのですが、この体調不良の中、一日がかりの移動の疲労や焼き鳥しか食料がないことに加え、今後への不安も相まって、初日から心が折れそうになりましたが、ここで湯治をして何としても体調を治すんだと思いなおし、初日は荷解きだけして早々に就寝しました。

移動の疲労のため寝付けるかと思いましたが、痒みのため3時半ごろにようやく兆時間寝ることができました。到着してから就寝までの時間が短かったので、持ってきた氷嚢が凍りきっておらず、かゆみ止めとしての十分な機能を発揮できなかったこともあり、とてもつらい初日となりました。

 

豊富温泉湯治(1日目)

なんとか午前3時半ごろから寝ることができ、起床は7時ごろでした。起床時は前日掻いてしまったことによる全身の軋みがありましたが、幸いなことに、血が出たりジュクジュクしたりしている部分はほとんどありませんでした。起床時は軋みはあるもののかゆみは落ち着いていたので、そのまま10時頃まで布団の中で休んでいました。

10時半からふれあいセンターで医療費控除のための手続きと当時の案内を受けることになっていたので、きしむ体を起こして寝癖だけ直して、ふれあいセンターに向かいました。

ふれあいセンターの2階が事務局となっており、そこで担当者の方から医療費控除のための手続きとして、温泉のスタンプを7日以上押してもらって、最終日にまたふれあいセンターに来ること、最終日を延長することが可能であること、医療費控除の対象になるのが往復交通費とふれあいセンターでの入浴料のみであることなどを聞き、そのほか、湯治は頑張りすぎると体調を崩すので無理をしないこと(湯につかるのは10分から15分程度で十分という説明を受けました)、体調不良の際にはふれあいセンターに連絡すること等の説明を受けました。説明を受けた後、ふれあいセンターの受付で温泉の回数券(8日券3,570円)を買いました。

また、ふれあいセンターでは簡単な食事をとることができるので、豚丼を食べました。前日の15時に新千歳で味噌ラーメンを食べた後は、おにぎりを一個食べただけだったので、とても美味しく感じました。また受付でパンが売っていたので、バケットを購入しました。

ご飯を食べたことで少し元気がでたので、一度愉快宿に戻り入浴の準備をして、入浴に向かいました。ふれあいセンターの受付で、回数券を提示するとともに、医療費控除の対象となる証明書にスタンプを押してもらい、いざ温泉へ。

湯治用の温度の低めの温泉は、大小二つに分かれており、大きいほうが少し温度が高いようです。大は最大で10人ぐらい、小は5人ぐらいは入れそうな大きさです。先客は3名でした。聞いていた通り、温泉は石油の独特なにおいがしましたが、湯自体はとてもさらっとしており、油感はそこまでありません。多少油膜が浮いている程度でした。初日なので、きっちり10分の入浴にとどめました。湯の温度がちょうどよく、緊張していた気分が少し和らぎました。現在の私の肌の状況は湯上がりからすぐに乾燥が始まるのですが、まだ一回目の入浴であるため、特段改善などは感じられず、以前からある入浴後の体温上昇のせいと思われる若干のかゆみも発生したため、早めに宿に戻ることにしました。

宿では先ほど買ったバケットをかじりながら横になったり荷解きの続きをしたりしました。

18時に再び入浴。この時の先客は3名でした。入浴後の乾燥を防ぐために手袋をしてみたり、濡れたタオルを手首に巻いてみたりしたのですが、あまり効果的ではないようでした。

ふれあいセンター内の食事処で食べることができるジンギスカンがおいしいということを事前に調べていたのと、宿には夕食がないので、少し痒みがでているので宿に戻るか考えましたが、体調のためにもたんぱく質を取らなくてはとも考え、ジンギスカンを食べてみましたがこれが大当たりでした。1,050円(ライスありは1,200円)ですが、かなりしっかりした料を出してもらえるので、大満足です。味もとても美味しく、臭みは全くありません。以前札幌でだるまなどいろいろなところで食べましたが、それよりもおいしく感じました。バランスを考え、次は3日後にしようと思いますが毎日でも食べたいぐらいです。食堂はセルフサービスなので、ジンギスカン鍋以外をカウンターに返却して宿へ戻ります。

ただ、ジンギスカンは美味しく食べることができたのですが、部屋に戻ってから、肌の乾燥の強さがしんどく、痒みもあり、この日は全く寝付くことができず、ベッドに入ったのは22時半頃ですが、氷嚢を取り換えながら、結局まとまって寝れたのは午前4時ごろになってからでした。非常に寝苦しくて、2時ごろ思わず妻に泣き言ラインをこぼしてしまいました。