アトピーと共生する【デュピクセント継続中】

アトピー性皮膚炎患者が、病状を安定させるための様々な試みを記録しています。2021年3月1日から脱ステロイドを開始し、6月23日にステロイド再開。6月11日よりデュピクセントを使用中。

豊富温泉湯治 2日目

豊富温泉湯治(2日目)

事前に調べていたことですが、豊富温泉湯治では最初の数日間は皮膚の状態が悪くなる方が多いようです。原因は乾燥によるものが多いとのことで私も例にもれず一日目の夜から強い乾燥に悩まされました。湯治の前から乾燥はとても強かったのですが、一時的に少し回復していました。脱ステロイド直後の最悪期ほどではないですが、最悪期を脱した後の中では一番乾燥している状態になってしまいました。また、乾燥に伴ってのかゆみも出てきています。そんな状態で午前3時半ごろ眠りにつき、途中何度か起きたりしながら9時頃起床するもののし、体調がすぐれない中の慣れない環境への疲れからか、頭痛も発症してしまいました。

しかたがないので、起床と昼の入浴はあきらめ、持参したバファリンを服用し寝れるだけ寝ました。すると14時半ごろに目覚めたときには、ある程度体力が回復しているように感じ、頭痛も引いていたので、意を決して買い出しに行くことにしました。

買い出しの方法は、主にバス、レンタカー、レンタサイクルの3パターンになるかと思いますが、バスは本数が極めて少ないこと、レンタカーは若干料金が高く、返却時にガソリンスタンドでの給油と清掃が必要とのことで面倒なため、レンタサイクルを使うことにしました。

ここまで長期にわたって体調がすぐれない期間が続くと(3月1日から脱ステロイドを行ってから、常に強いアトピー性皮膚炎に悩まされ続けています。)ほんの少し新しい行動をするだけのことでも、途中で体調が悪くなったりしないかとか余計な心配をしてしまうようになってしまいます。しかしそうはいってもいつまでも寝ているだけではだめだし、何より食べるものがないので買い出しにはいかなきゃいけません。そう思って3時間(17時には返却が必要なので、実質2時間程度しか使える時間はありませんでしたが)電動アシスト自転車を借りました。

最初はとても不安でしたが、いざ自転車をかりて運転してみると、風は心地よいし久しぶりの運動で気分も上がりました。また買い出しできるスーパーまでは豊富駅周辺まで7キロの道のりですが、意外とあっという間についてしまいました。

調味料、肉、卵、野菜、せんべいとすぐに食べられる唐揚げを購入し、朝から食べていないため、あまりの空腹で唐揚げを4つほど食べて、なお元気が回復しました。もと来た道を却って、自転車を返却しました。

なお、レンタサイクルとレンタカーは、愉快宿のすぐ隣にある、湯の杜ぼっけという施設で借りることができます。この施設では、カップ麺やお菓子なども売っています。買い忘れていたトマト缶もここで購入しました。

荷解きをして洗濯などをしているうちに18時になり、ふれあいセンターの受付でスタンプを頂き、回数券を渡して湯治用の入浴へ。この日は先客は2名でした。お湯の状態も昨日とほとんど変わらず、石油の香りのする少々の油の浮いた湯です。明らかにアトピーや乾癬の方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。皆さん黙々と湯につかっていますが、隣の女湯からは話声が聞こえてくることが多いので、女湯のほうが混んでるのかもしれません。

温泉から上がったあとはこの日まではヘパリンを塗りましたが、あまり効果はなく、しばらくすると強い乾燥が出てしまうようなので、翌日からは保湿剤は塗らないことを試してみようと思います。湯から上がった後は相変わらず乾燥⇒痒みが生じます。痒みに直面するとどうしても気が滅入ってしまうのですが、まだ二日目なので、極力体調に一喜一憂せずに、冷静に様子を見るように自分に言い聞かせます。

、コインランドリーで洗濯を回しながら、夕食の準備をします。愉快宿での最初の料理は鶏肉のトマト煮です。塩をふった鶏肉の両面に焼き目を付けてから、スライスした玉ねぎとトマト缶半分を投入して、ワインビネガーと少々の醤油とみりんを入れて煮込みます。20分ほどで完成。簡単ですがおいしいです。その後洗濯を取り込み、後は寝る準備をするだけです。ようやく湯治らしい生活になってきました。

そう思ったのもつかの間、10時過ぎに布団に入ったもののまったく寝つけず、強くはないものの痒みがずっと続き、ようやく2時半ごろに寝付けました。5時過ぎまでまとまって寝れて、そのあとも5時半ごろから7時過ぎまで睡眠をとることができました。この日は、今朝の頭痛は体を冷やしすぎた影響もあると思い、寝てみました。

ある程度寝れたので、すっきりはしたのですが、翌朝起きた時の乾燥がすごくてつらかったです。この時点ではまだ来る前よりも全体的な体調は悪いぐらいです。