アトピーと共生する【デュピクセント継続中】

アトピー性皮膚炎患者が、病状を安定させるための様々な試みを記録しています。2021年3月1日から脱ステロイドを開始し、6月23日にステロイド再開。6月11日よりデュピクセントを使用中。

アトピー性皮膚炎 豊富温泉 事前まとめ

アトピー性皮膚炎に良く効くという「豊富(とよとみ)温泉」に行ってきます!!

 

なかなか脱ステロイド後のアトピー性皮膚炎が良くなりません。3月1日から脱ステロイドを始めたので、今日で2か月ちょっとです。

3月中は痒みで夜も寝れないひどい状況でしたが、そのことから比べると大分ましにはなってきていますが、相変わらず調子の波が大きく、体調が悪い時は一日中かゆみがあります。

リハビリもかねて実家のコンビニを手伝ったりしているのですが、日によってはレジに立つことができないくらいのかゆみが発生し、働いた翌日はかなりの確率で体調が悪くなる状況で、手の発疹も4月以降からほとんど改善されていません。

 

そこで、「豊富温泉に一か月湯治に行く」ことにしました。 

 

豊富温泉とは

豊富温泉とは、日本の最北、北海道の稚内にある温泉で、石油由来の特徴的な湯で、湯船には石油のような膜が張っています。

近年、アトピー性皮膚炎患者の口コミによって有名になり、現在では町で湯治を「アトピー性皮膚炎 湯治」で検索するとトップでヒットする温泉です。

自宅で療養していてもなかなかよくなる気配がないので、重いきって休暇期間を延長し豊富温泉で湯治を行うことにしました。

5月17日から6月4日を予定しています。

 

宿泊可能施設

豊富温泉に入れるのは、「豊富温泉ふれあいセンター」という公衆浴場と、「ホテル豊富」「川島旅館」という二つの宿泊施設内です。これらの3つは近接しており、その周りに、温泉施設のない、簡易民宿などが並んでおり、長期に湯治を行う人は、安いこれらの簡易民宿に長期滞在し、上記の3つの施設の日帰入浴を利用します。

私は、5月17日から31日までは「湯快宿」というところに泊まることにして、残りの4日を、「ホテル豊富」「川島旅館」のどちらかに泊まろうと思います。

 

医療費控除

豊富温泉ふれあいセンターは温泉利用型健康増進施設に認定されています。温泉利用型健康増進施設とは、厚生労働省が定める一定の基準を満たし、温泉を利用した健康づくりを図ることができる施設のことをいいます。そのような施設を利用して温泉治療を行った場合には、施設の利用料金施設までの往復交通費について、所得税の医療費控除を受けることができます。なお、宿泊施設の利用料金は控除対象外ですので注意が必要です。

なお、医療費控除の適用を受けるためには、かかりつけの皮膚科医から温泉療養指示書をもらう必要があります。私は地元の大学病院にかかっているのですが、そこの先生は理解のある方で、快く温泉療養指示書を出していただきましたが、もし万一温泉療養指示書を出してもらえない場合であれば、関東近郊であれば、脱ステロイド治療で有名な練馬の藤澤皮膚科というところにかかれば温泉療養指示書を出してくれるようです。(豊富温泉にいらっしゃる方は、元から藤澤皮膚科にかかっている人が多いようです。)

 

交通手段

 豊富温泉へのアクセスは、主に以下の3パターンになるかと思います。

  1. 新千歳空港から札幌駅に移動し、そこからバスで豊富温泉まで行く
  2. 稚内空港からチョイノリレンタカーを利用する方法
  3. 稚内空港から豊富駅まで移動し、そこからタクシーを利用する方法

それぞれ注意点は以下の通りです。

 

1.新千歳空港から札幌駅に移動し、そこからバスで豊富温泉まで行く場合

新千歳空港から札幌駅までは、快速で40分程度かかります。また、札幌駅から豊富温泉までのバスも5時間半程度かかりますので、注意が必要です。

 

2.稚内空港からチョイノリレンタカーの空港パックを利用する方法

チョイノリレンタカーの空港パックとは、運転手さんが同乗した状態で稚内空港から豊富温泉まで自分で運転し、帰りは同乗した運転手さんがその車を持って帰るという仕組みのものです。面白い仕組みですね。夕方の便は受付していない場合があるのと、2日まえからの予約が必要だったりするので、注意が必要です。運転ができるなら一番楽じゃないかなと思います。

 

 3.稚内空港から豊富駅まで移動し、そこからバスまたはタクシーを利用する方法

⇒豊富駅からのバスはかなり本数が少なく、また終電も早いです。その場合には、「

豊富温泉号 | 北海道豊富町観光協会」を使うといいかと思います。私はこちらを利用しました。豊富駅から豊富温泉ふれあいセンターまで1200円で連れて行ってくれます。

 

持ち物

  • パジャマ×5
  • 下着×5
  • 私服と靴×1(往復の移動用)
  • 運動着×2
  • 運動シューズ
  • 綿手袋×2
  • 替えのシーツ、布団カバー、枕カバー
  • コロコロ、コロコロの予備
  • 氷嚢×3
  • めがね
  • 薬(睡眠導入剤、抗アレルギー剤)
  • 保湿剤(無印のやつ×2とヘパリン類似物質ローション×14)
  • 電動シェーバー
  • コンタクトレンズと保存液
  • naturemade マルチビタミン
  • 米1kg
  • PC及び付属設備
  • 爪切り
  • レモン石鹸
  • 温泉療養指示書(重要!!)

豊富温泉は石油成分のある温泉のため、服に茶色い色が移ってしまうとのことなので、もっていくものは変色しても問題ないものにしたほうが良いかと思います。また、私が宿泊する愉快宿では、宿泊中のシーツ等の交換はなかったため、洗濯時のために予備を持っていきます。また、愉快宿では自炊になりますが(炊飯器はあります)、初日の到着が遅く、また宿周辺に買い物ができるところがなく、買い出しは到着日翌日にバスで行く必要があるため、米だけは持参することにしました。米さえあればなんとかなります(笑)

あとは、医療費控除を受ける人は、医者に出してもらった温泉療養指示書を忘れずに。