アトピーと共生する【デュピクセント継続中】

アトピー性皮膚炎患者が、病状を安定させるための様々な試みを記録しています。2021年3月1日から脱ステロイドを開始し、6月23日にステロイド再開。6月11日よりデュピクセントを使用中。

【日経平均株価の算出方法】日経平均株価と個別銘柄の株価との関係

 久々に四季報を通読していたところ、今更ですが、いまだにコロナ以前の株価まで回復していない会社が非常に多いことに気が付きました。日経平均株価はバブル期以来の高値を記録しており、普段よく目にする主要な会社の株価も同様の値動きとなっていたため、改めて比較的小規模の会社も含めて四季報を通読することで、大企業と中小企業で、コロナ影響の出方が異なっていることが分かった気がします。

 そこで今日は、とても今更感がありますが、改めて日経平均株価と個別銘柄ごとの株価の関係についてまとめてみました。

 

日経平均株価の定義

 

日経平均株価とは」と検索するとトップヒットする岡三オンライン証券のHPによれば、

1.「日経平均株価とは、日本経済新聞社が、東京証券取引所一部に上場する約2000銘柄のうちから、市場流動性の高い225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数のことです。」

とあります。また

2.「選定される225銘柄の構成は、年一回(原則として10月初め)の定期見直しにより、入れ替えられます。定期見直しでは、市場流動性と、セクター(技術、金融、素材、資本財・その他、運輸・公共の6つの分類)間のバランスを考慮しています。そして市場流動性の高い銘柄が採用され、低くなった銘柄が除外されます。」

さらに

3.「それらの225銘柄の平均株価は、単純にすべての株価の合計を225で割って求めるわけではなく、特殊な計算(「みなし額面への修正」と「除数の調整」)を行います。簡略化して説明すると、それぞれの株価を旧額面50円相当の”みなし株価"に換算して、それらの合計を除数で割って求めます」

とあります。

 

つまりどういうこと??

 

1と2はまあわかりますが、3はちょっとこの説明だけだと良く分からないですね。

検索してみたところ、楽天証券に記載されているこの記事がとても分かりやすいです。

事例を踏まえてかなりわかりやすくまとまっているのですが、あえて要約すると、現在は廃止されている株式の額面制度があった時代に、各会社が発行する株式の額面がばらばらであったために、その額面の差額を調整することを「みなし額面への調整」と表現するようです。

またある会社が株式分割を行うと、株式分割に応じてその会社の株価が下落しますが、それは株式の価値の変動を示すものではないので、株式分割による株価の変動の影響を除外するために、株価平均の除数である、日経平均の組込銘柄数である225を調整することを「除数の調整」と表現しているようです。ちなみにこの除数調整の影響は過去からずっと繰り越された結果、現在では25弱で除する計算になっているようです

頑張りましたが、やはり私の説明では限界があるので、楽天証券の記事を読んでください(笑)

 

日経平均株価の算出方法の要点

 

ポイントとしては、225社の株価の単純平均をとっているということだと思います。そのため、時価総額の大きい企業もそうでない企業も、その会社の株価の変動による日経平均株価への影響度には差がないということになります。(TOPIX時価総額で加重平均された株価を基に算定されます。そのうち別の記事でTOPIX日経平均の違いも記載したいと思います。)

一方、株価の単純平均をとっていることから、元々の株価の高い企業の値動きの影響を大きく受けることになります。例えば、元々10000円だった株式と、100円だった株式が同じ比率だけ株価が変動した時に、株価の単純平均で算出する日経平均株価への影響度は100倍の差があるということになります。このような日経平均株価への影響度の大きい株式を値がさ株といいます。

今年は特にこの値がさ株の日経平均株価への影響度が大きかったようで、ファーストリテイリングソフトバンクなど僅か上位9社の値動きで日経平均株価の変動を説明できてしまう用ですね。

値がさ株の影響に関する三井住友DSアセットマネジメントの記事

 

まとめ

 

まとめると、そもそも225社に含まれていない個別銘柄の株価は日経平均には何の影響も与えないので、個別銘柄の株価と日経平均株価は連動せず、

225社に含まれていたとしても、各企業の株価の変動度合いが日経平均株価に与える影響度合いには大きな差があるということでした。

 

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