アトピーと共生する【デュピクセント継続中】

アトピー性皮膚炎患者が、病状を安定させるための様々な試みを記録しています。2021年3月1日から脱ステロイドを開始し、6月23日にステロイド再開。6月11日よりデュピクセントを使用中。

【休職手当と傷病手当金】休職中のお金について

アトピーの方は症状が悪くなると、長期的に休暇を取らなくてはならない状況に陥ってしまうこともあるかもしれません。しかし、お金がないことにはアトピーの治療もできませんし、そもそも日々の生活が送れません。

そこで今日は会社を長期的に休職するような場合に使える手当などをまとめてみました。

 

アトピーによる長期休暇中にもらえるお金とは?

1.休職手当

2.傷病手当金

 

1.休業手当

これは会社から支給されるお金になります。特段法律上会社が休業手当を支給する必要性については定められておらず、会社が任意で休業手当を支払うかどうかの規定を作ることになります。そのため支給期間や支給額についても会社の規定に従うことになりますし、支給されない会社も多いようです。

会社の就業規則を確認していただき、必要であれば人事部に相談してみてもよいかもしれません。

なお、これは会社から支給されるお金であるため、通常の給与と同様の取り扱いとなり、所得税も課されますし、社会保険料も引かれることになります。

 

2.傷病手当金

これは、全国健康保険協会から支給されるお金になります。全国健康保険協会からの支給であり公的な手当であるため、明確な支給基準、支給期間、支給額が定められています。

 

・支給条件

(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること

(2)仕事に就くことができないこと

(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと

(4)休業した期間について給与の支払いがないこと

 

補足ですが、

(2)の仕事に就くことができないかどうかの判定は、療養担当者の意見等を基に、被保険者の仕事の内容を考慮して判断されるとのことですが、会社で普通に休職が取れているのであれば、問題ないかと思います。

(3)については、休業開始から3日間(この3日間は土日祝も含めるようです)は傷病手当金は発生せず、4日目から発生するということになります。

(4)については、仮に給与の支払いがあったとしても、傷病手当金の額よりも少ない場合はその差額が支給されます。

 

・支給期間

 

傷病手当金が支給される期間は、支給開始した日から最長1年6ヵ月です。
これは、1年6ヵ月分支給されるということではなく、1年6ヵ月の間に仕事に復帰した期間があり、その後再び同じ病気やケガにより仕事に就けなくなった場合でも、復帰期間も1年6ヵ月に算入されます。
支給開始後1年6ヵ月を超えた場合は、仕事に就くことができない場合であっても、傷病手当金は支給されません。

 

・支給額

 

一日当たり支給額=支給開始日以前の継続した12か月の各月の標準月額を平均した額÷30日×2/3

 

私の場合

 

私の場合は6月末に無事復帰できれば、休暇期間は4か月間ですが、余りまくっていた有給休暇と会社の休業手当を使うことで、傷病手当金を使わずに済みました。ですので、傷病手当金についての実際の手続きを行ったわけではないので、申請される方はご自身でも調べていただいたほうが確実かと思います。